2008年1月18日金曜日

2000年10月公演「牡丹のゆくへ」上演写真

2000年10月24日〜29日
【牡丹のゆくへ】
於・京大西部講堂前特設劇場




2001年2月公演「白蓮の針」上演写真

2001年2月大阪公演
【白蓮の針】
於・心斎橋ウイングフィールド



とき  2001年2月22日(木)〜25日(日)
ところ 心斎橋ウイングフィールド
    大阪市中央区東心斎橋2-1-27周防町ウイングス6F
    06-6211-8427
料金  前売2500円、当日2800円
    チケットぴあ 06-6363-9999
問合せ 06-6448-0567(劇団)





●【白蓮の針】作・演出/武田一度 口上
江戸時代末期、幕末の足音響くころ、上方は上方台地がつらなる住吉村の近くつづら折りの坂を下ると堺街道へ出る。坂の下に拡がる沼と湿地帯、この地に貧乏長屋と木賃宿が、白い蓮の咲く沼を中心に広がっていた。この池とも沼ともつかぬ蓮池の近くに、浮世絵の擂師の職人である主人公の女の人が生まれ、そして生き、死んで行きました。この擂師の女の人の半生の物語です。名もなき女の職人のドラマです。今、女性の社会進出が話題となる時代ですが、江戸時代の女性たちは今以上に自らの才覚を使って人生を、社会の荒波を生き抜き通していたのです。もっと生々と活力に溢れて、この当時、都市の庶民の離婚率は30%で女性の方が男を捨てる時代だったと記されています…今も変わらないですが…
上方では、身分や階級は存在しませんでした。居たのは貧乏人と金持ちだけ。非常に単純な社会でした。このシンプルな社会構造を、明治の時代になり、田舎の下級武士の価値観が日本を支配したころから、この国の「おおらか」「ええかげん」という美徳は消え、女性は家に閉じこめられて行くのです。
上方で「粋」とは「アカンタレ」の美学を指します。勇ましい人間は馬鹿にされますが、女性の勇ましさは尊敬されます。「ヤセ我慢」が絶対に美学にならない社会はものすごく柔軟な志向を持った社会だったのではないだろうか、明治は近代への道では決してなかった。アカンタレ、そして弱さも人間の一部であることを再確認し、生活をするのでなく、「人生を生きる」という思いで物語を作りました。
生活と人生は全く違うものなのだから…。
合掌

●花の役者衆
比嘉世津子 光本真二 川本三吉 中田彩葉 谷口味見 桃くらげ ビド なみだ鋼

●月の裏方衆
舞台監督/津島修二 照明/加納川蚩晃 音響/秘魔神 衣装/田中冨士美
舞台美術/綾野伊都子 岡林恭子 岡林智子 東野のの 山本尊敏
宣伝美術/綾野伊都子 足立幸枝

2001年11月公演「紫陽花の指絵」上演写真

2001年11月7日(水)〜12日(月)
【紫陽花の指絵】(あじさいのゆびえ)
於・京大西部講堂前特設劇場









【犯友京都見参!】

劇団犯罪友の会 野外劇京都公演
『紫陽花の指絵』(あじさいのゆびえ)
作・演出/武田一度
芸術文化振興基金

2001年11月7日(水)〜12日(月)
連日午後7時開場●午後7時30分開演



【花の役者衆】
比嘉世津子 光本真二 川本三吉 中田彩葉 桃くらげ なみだ鋼 羽田奈津美 あんただれ 怪人バース 芝巧

【月の裏方衆】
舞台監督/津島修二 音響/秘魔人 舞台デザイン/綾野伊都子 衣装/田中冨士美 大道具/黒田如水 五島しゅう トータ 大根中毒 天下茶屋北 進行/芝巧 宣伝美術/山本尊敏 舞台美術/綾野伊都子 足立幸枝 岡林恭子 岡林智子 キムチャンス 鮫島悠子 東野のの 山本尊敏 製作協力/(有)アクション 制作/はんともステージプラン


【口上】   犯友野外劇 京都見参!!

       今回の物語は戦国時代末期の庶民の暮らしの話です
       決して勇ましくない下級武士達と庶民のしたたかさに
       い汚くナイーブに生きる生命力のおかしさと悲しさを
       サスペンスタッチで描いています
       勇ましくない 何もない人々のふてぶてしさを
       是非ご覧ください
       欲と業 世の中なめてる人々の物語——————

【木戸銭】  前売2,700円●当日3,000円

【お問合せ】 06(6448)0567(武田一度)
       075(751)9373(西連事務所)
       ※西連事務所は当日のお問い合わせのみ

【会場】   京大西部講堂前 野外特設劇場
       ○京阪電車出町柳駅から徒歩5分強
       ○阪急四条河原町駅より201系統バス乗り換え、
        東一条バス停下車すぐ

2002年4月公演「紅いカラス」上演写真

2002年4月11日(木)〜13日(日)
【紅いカラス】
於・心斎橋ウイングフィールド








2002年犯罪友の会大阪公演
「紅いカラス」

4月11日(木)〜13日(日)
心斎橋ウイングフィールド
土日マチネあり

次回犯友の大阪公演は、毎度お馴染み役者が勝負の「すっぴん舞台」。今回は再び舞台を江戸に移しての捕物帖。武田一度が久々に見せるアングラ大江戸歌舞伎!

2002年10月公演「あさがおの半鐘」上演写真

2002年10月23日(水)〜28日(月)
【あさがおの半鐘】
於・難波宮跡地



劇団犯罪友の会大阪公演
「あさがおの半鐘」
芸術文化振興基金








 作・演出   武田一度
 会場     難波宮跡地
 最寄り駅   地下鉄谷町線・中央線谷町4丁目駅下車
        10番出口東へ徒歩3分
 公演日程   10/23(水)〜10/28(月)
 公演時間   開場18:30 開演19:00
 料金     前売3000円 当日3300円
 問合せ先   06−6448−0567(劇団犯罪友の会)
        090−3656−3281(武田)
        hantomo@cwo2.bai.ne.jp
 ぴあ取り扱い http://t.pia.co.jp/(終了)

口上

幕末から明治初頭の大坂の下町の裏長屋に
一本柳のお糸という
女目明かしの親分が住んでいた
本業は洗い張り屋を営んでいるが
親から渋々継ぐ羽目になった
目明かしの職も時々やっている
下町ゆえに揉め事・喧嘩の仲裁が主な仕事
口の達者なお糸は十手かざして
テキパキと仕事をこなす
世の中は明治という時代に変わりつつある
目明かしの立場も変わってくる
そんな頃 殺人事件が
それも連続的に町内で起こるのである
お糸親分の耳に「天神ノ森に住む
白狐のお銀の仕返しだ」と 噂が入る
お糸は渋々事件を調べはじめる
明治に入り 世の中不況のドン底
しかし下町の暮らしは何も変わりようがない
事件の捜査は意外な方向にむかって行く

【花の役者衆】
中田彩葉 川本三吉 光本真二 羽田奈津美 あたたら・さよなら 怪人バース あんただれ 小野正樹 辻本ゆりね 比嘉世津子

【月の裏方衆】
舞台監督/津島修二 音響/秘魔人 照明/加納川崇明 衣装/田中冨士美 舞台デザイン/綾野伊都子 進行/芝巧 大道具/しゅうぞう 天下茶屋北 四足歩行 トータ 舞台美術/綾野伊都子 岡林恭子 岡林智子 東野のの 足立幸枝 阿波かずき 山本尊敏 制作/羽田奈津美 国分次郎 写真/浜口ユーコ 広報/樋口ヒロユキ 臨時宣美制作/足立幸枝 岡林恭子 宣伝美術/山本尊敏

【協力】ワンコリアフェスティバル実行委員会(第10回ワンコリアフェスティバル、11月3日 大阪城公園 太陽の広場にて開催)/ウイングフィールド/浪花グランドロマン/四方館/タイニィアリス

2003年10月公演「一花のいたち」上演写真

2003年10月23日(木)〜28日(火)
「一花のいたち」
於・難波宮跡地



【作・演出】    武田一度
【日程】      10月23日(木)〜10月28日(火)
【時間】      受付開始18:00 開場19:00 開演19:30
【料金】      前売3,000円 当日3,300円
          学生2.800円(当日受付のみ)
【会場】      難波宮跡















●各方面で絶賛、多数受賞の公演
2003年秋公演『一花のいたち』は、その深い表現と体当たりの演技で大いに評判を呼び、各種の演劇賞を受賞するに至った。受賞した賞は下記の通り。どうだ参ったか恐れ入れ!

●玉置稔「第六回関西現代演劇俳優賞」
●山中孝彦「第23回 日本照明家協会賞 特別賞 努力賞」
●玉置稔「飛田演劇賞 男優賞」
 中田彩葉「同 アイドル賞」
 デカルコ・マリー「同 怪優賞、蛮優賞」

【口上】
江戸時代から明治初頭。天満宮に近い裏長家。不況の風がじわじわ庶民に押し寄せてくる頃、打ち壊しの噂、百姓一揆の噂。長家で一人の老人が命を断った。無口な老人だった。残された遺品から、この老人の意外な過去が暴かれる。
明治とは江戸の延長線にある明治という時代で、江戸は終わったのではない。封建社会が変質したに過ぎない。精神構造は江戸のまま、昭和20年の敗戦まで続いていたとしたら、どうであろうか。推論の域を出ないとは言わせない。
この庶民の物語を通して、江戸時代の精神構造、価値観と、いまだ私たちの根底に根付く、得体の知れない何ものかを、芝居を通して明らかにしていきたい。


【問合せ】     劇団犯罪友の会 06-6448-0567
          羽田 090-2495-5247
          hantomo@cwo2.bai.ne.jp

【ぴあ】      9月発売予定
【ローソンチケット】9月発売予定
【そのほかチケット】劇団犯罪友の会 06-6448-0567
          hantomo@cwo2.bai.ne.jp

【花の役者衆】
川本三吉 中田彩葉 羽田奈津美 あたたらさよなら 小野正樹 あんただれ 金城正明 怪人バース デカルコ=マリー 玉置 条あけみ 十藤冬海 ほか

【月の裏方衆】 舞台監督/津島修二 舞台美術デザイン/綾野伊都子 舞台美術/岡林恭子 岡林智子 東野のの 足立幸 キム・チャンス 阿波かずき 鮫島悠子 大道具/トータ  魔修羅組 衣装/田中冨士美 制作/羽田奈津美

2008年1月5日土曜日

2004年5月公演「手の紙」上演写真

2004年5月28日(金)〜30日(日)
【手の紙】
於・心斎橋ウイングフィールド



(この公演の公演時のチラシは残っていません)

劇団犯罪友の会
「手の紙」
(てのかみ)

【口上】
平和ラッパという凄い漫才師がいた。
昭和三十年代前半、まだ街中に「平和」という
看板がやけに目についた頃だ。
「平和時計店」「平和美容院」「平和ビリヤード」。
まだ「平和」という文字が人々の心の中に
大きな意味を持っていた時代だった……。
平和ラッパ──────────────────。
漫才のボケ専門で「天王寺の亀の池で〜」というギャグが
もの哀しく耳についた。
四天王寺の池で日光浴している亀の群れを
何時間も見つめている人たちを思い浮かべて……。
境内では月二回、行方不明者相談所が開かれ、
全国から多くの人たちが集まってきた。
満州、朝鮮、ビルマ、ジャワ、フィリピンなどの
行方不明者の掲示板にはり出された無数の尋ね人。
読経と線香の煙の中で風に吹かれていた。
池のほとりで戦死を認めたくない母たちの群れの
涙とため息が、池の底に落ちていく、落ちていく。
明治維新後七十四年に太平洋戦争が起き、
敗戦から六十年を経て、第三、第四世代の若者たちが、
イラクの戦場に派兵されている。
そこには多くの人達が一片の肉の塊になって転がって、
戦場には正義も大義も聖戦もない。
ただ無数の死と悲劇があるだけなのに。
幾度くり返せばいいのか……。
流す涙なら「恋の行方」で流してたい、
この行く先の見えない時代にラブストーリーを作ってみたい。
やるせない恋の行方の物語、楽しく笑って泣いてください。
「平和」という言葉をもう一度味わいながら……。


【作・演出】 武田一度
【日程】   5月28日(金)        7:00PM〜
       5月29日(土)        7:00PM〜
       5月30日(日)2:30PM〜 7:00PM〜
【料金】   前売2200円、当日2500円
【会場】   心斎橋ウイングフィールド